ウォーレンバフェットの教訓
ウォーレンバフェットの教訓 The TAO of Warren Buffett より
永遠に続かないものには、必ず終わりが訪れる
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現時点で好調なビジネスの大多数は、いずれどこかの時点で不調に陥る。物事は変わる、遅かれ早かれ。
アメリカでは、かつて馬車用のムチの製造が優良産業としてもてはやされた。ビデオデッキの製造も一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった。タイプライターの販売・修理も、複雑な商業システムに深く食い込んでいた。
しかし、これらの産業は現在、過去の遺物のようになっており、経済面での将来性はない。物事には必ず終わりが訪れる。だからこそ、目の前の状況だけではなく、道の先の状況にも注意を払わなければならないのだ。
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ウォーレンバフェットの教訓 The TAO of Warren Buffett より
永遠に続かないものには必ず終わりが訪れる
薄弱な経営陣が薄弱な業績に対応すると、根拠薄弱な会計が行われやすい
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経済性に劣るビジネスがひどい業績をあけているとき、誠実さに欠ける経営陣は、根拠薄弱な会計を通してしまうことがある。実在しない収益が生み出されているように見せかけるのだ。
この偽装は簡単に、とても簡単に実行できる。かかった経費を相手先企業への投資として帳簿に記載し、”投資金”の一部を手数料の名目で相手先からバックさせ、それを収入として記帳するだけでよい。ペン先を2,3度走らせれば、あっという間に経費が減って収入が増えるわけだ。
会社が増益を達成したなら、株主とウォール街は経営者を称賛するだろう。そして、会社の株価は上昇し、経営者は目玉が飛び出るようなおいしいボーナスと、大統領昼食会への招待状を受け取ることになるだろう。このあとの展開はエンロンの例を見てもらえば・・・。
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ウォーレンバフェットの教訓
ウォーレンバフェットの教訓 The TAO of Warren Buffett より