` 一生の仕事を見出す時期は早いに越したことはなく、投資の世界では、若くして転職と巡り会えたものに絶大なるチャンスがもたらされる。複利と言うなの魔法は、時間が長ければ長いほど、より高い効果を発揮し得るからだ、人生の早い時期には、一か八かの勝負に出るべきではない。これからまだふんだんに時間が残っているのだから、若いうちの賢い決断を、将来の利益に結びつければ良いのだ。
ウォーレンが十一歳の時に買ったのは、オイルサービシィズという石油会社の株だった。三十八ドルで三株買った所、株価はみるみる二十七ドルまで下落したが、売りたくなる気持ちをなんとか堪えていると、株価は再び上昇に転じた。
 結局、若きウォーレンは四十ドルで三株を売却したものの、その直後に株価は二百ドルまで急騰した。彼はこの出来事から、投資における第一の教訓を学び取った。それは忍耐である。正しい株を選ぶという大前提さえクリアしたなら、後は果報をを待つだけで良いのだ。