きちんと考えがまとまっていないと、頭の中身を文字にはできない。だからこそウォーレンは毎年、株主に当てた長い手紙をしたため、前年度の出来事について説明をおこなっているのだ。この儀式は、どの様にして数十億ドルの収益をあげるか、という方法論を微修正する際、絶大なる効果をはっきしてくれる。あなたがある事柄を文字にする時、あなたはその事柄に関する思考を余儀無くされる。投資先について考えることが良い結果をもたらすとするなら、投資先について書くことは、もっと良い結果をもたらすはずだ。例年、ウォーレンはラグナビーチの海岸沿いの別荘(故ベンジャミン・グレアム邸とは目と鼻の先)で暮れを迎え、年が明けるとすぐにすぐに年次報告書をさくせいしはじめる。紙と万年筆で綴られらた手書きの報告書は、株主の元へ届けられる前に、友人でもありフォーチュン紙の編集主幹でもあるキャロル・ルーミスの元へ送られる。天才も誤字脱字の心配から逃れるには、編集者の手助けが必要なわけだ。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

株式投資の初心者は一つの銘柄で損失を出すと、ほかには株など存在していないかのように、同じ銘柄で勝負を続けてしまうことがある。カジノで勝負をするなら、同じゲームで運の巡りが変わるのを待つのもいいだろう。しかし、常に確率が一定なカジノのゲームと違って、株は銘柄毎にリスクが大きく異なっている。
リスクの多寡を決定づける主な要因はふたつ。それは会社のクオリティーと、このクオリティに対してあなたが投資した時の株価だ。クオリティが高ければ高いほど、リスクは低ければ低いほど、リスクは低くなる。
ほとんどの場合、高いクオリティには高い株価がつくため、良い買い物にするのは難しいのだが、時折、株式市場が常軌を逸した動きを見せ、ハイクオリティの会社を低価格で売ってくれることがある。この時こそ、楽に金儲けができるチャンスだ。

ウォーレンバフェットの教訓 The TAO of Warren Buffett より

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

不人気株取得と言う名のゲームに参加する際、ビジネスの長期的経済性を見極める眼力を持っていなければ、あなたは大きなリスクを抱え込むことになる。金を払ってから割高だと気づいても後の祭りだ。リスクを取り去る唯一の方法は、投資先をきちんと理解することである。ここでウォーレンの言葉を引用しよう。
「私は株の買い入れを実行する前に、必ず購入理由を紙に箇条書きする。もちろん判断が間違っている場合もあるが、少なくともなぜ自分は今日コカコーラに320億ドルを投資するのか」という質問の答えを知ることはできる。答えを見つけられないなら、株を買うべきではない。ちゃんと答えを見つけられたなら、そして、同じような投資先を何社か見つけられたなら、きっと君は大金持ちになれる。
質問は私たちに思考を迫り、答えは私たちに行動すべきか否かを教えてくれる。この手法を通じて身につくのは、正しい投資先の見つけ方ではない。正しい質問に対して正しい答えが返されたどうかを見極める力である。

ウォーレンバフェットの教訓 The TAO of Warren Buffett より

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

↑このページのトップヘ