弟子入りては則ち孝 論語 孔子

子曰く、弟子入りては則ち孝、出でては則ち弟、慎みて信、汎く衆を愛して仁に親しみ、行いて余力有らば、則ち以て文を学べ、と。

孔子が言われる、世の若者たちは、家庭にあっては父母に対して孝行を尽くし、世間に出ては目上に対しておとなしく素直でありたい。何事にも謹んで行動し、言葉に信実があるようにする。また、誰かれの分けへだてなく広く人を愛すべきだが、特に仁徳の人に親しみ近づいてその影響を受けるようにせよ。このように実行しても、まだ余力余暇があったら、文を学んでその理を極め、教養を高めるが、よかろう。

ここで言う「弟子」とは若者のこと。「文」とは古典のことで、今で言えば学校の教科書である。孔子の教育の目的は君子(学問を身につけ、人間として正しい行いのできる人)の養成にあったが、知識がいくらあっても人間として立派でなければどうにもならない。そこでまず人間としてどう生きるかという実践を第一に考え、そのうえで種々の知識を身につけよと言うのである。孔子塾での学問とは、人として正しい行為ができるように努力することが主たる目的であった。


論語 明治書院 より


弟子入りては則ち孝 論語 孔子

千乗の国を道むるに  論語  孔子

子曰く、千乗の国を道むるに、事を敬して信に、用を節して人を愛し、民を使うに時を以てす、と。

孔子が言われる、大国を治めるには、事を慎重に行い、人民の信頼を失うな。一国の入費は節約をするが、使うべきところには金を使い、人民を心から愛せよ。人民を公役に使う場合は、農耕その他、民衆の仕事に差し支えのない時期を選んでせよ。

この章は弟子に国を治めるときの心構えを説いたもので、ここの道は導き治める意味、千乗の国とは、戦争の場合に戦車千台を出せる国力のある国のことで、諸侯を言い、万乗と言えば天子のこと。ここに述べられた「事を敬して信に」「用を節して人を愛し」「民を使うに時を以てす」を国を治める際に心掛けるべき重要な3つの事(三事)と言い、特に、敬・信・節・愛・時を政治を行うときの5つの要(5要)として政治家の心得とする。なお、一台の戦車に御者と主人と従者一人が乗り、兵士七十二人と荷物を運ぶ者二十五人がつき、全部で百人編成であったとされている。

論語 明治書院  より


千乗の国を道むるに  論語  孔子

吾日に吾が身を三省す 論語 孔子

曾子曰く、吾日に吾が身を三省す。人の為に謀りて忠ならざるか。朋友と交りて信ならざるか。習わざるを伝えしか、と。

曾子が言う、私は毎日何度となく自分の行ったことを反省してみる。人の世話をしながら、忠実さを欠いていることは無かっただろうか。友達づきあいに、信義にかけたことは無かっただろうか。先生から教わったことで、まだ自分のものとなりきらないものを、口先だけで人に教えたりしたことはなかっただろうか、と。

忠は忠君愛国などの忠ではなく、自分の誠を尽くすことで、信は言行が一致して人に嘘を言わないことを言う。

論語 明治書院 より


It is important to reflect on one's actions many times a day.

From In English Kontu.

吾日に吾が身を三省す 論語 孔子

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